ルービックキューブ2
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操作記号の定義
ルービックキューブの操作は本質的には6種類しかない。
すなわち6つある面をそれぞれ90度回転させる操作だ。
ここでは最も一般的だと思われる記号を用いてこの操作を表す。
すなわち、
- U(up)
- 上面の時計回りの90度回転
- D(down)
- 下面の時計回りの90度回転
- L(left)
- 左面の時計回りの90度回転
- R(right)
- 右面の時計回りの90度回転
- F(front)
- 前面の時計回りの90度回転
- B(back)
- 背面の時計回りの90度回転
である。
例えばFRURUFというと、前面、右面、上面、右面、上面、前面の順に90度回転させる操作を表す。
これらの演算は前回述べたとおり、群をなす。
また、以下の補助記号がある。*1
Rは上記操作のいずれか、Xは任意の操作群、nは自然数である。
- R'
- Rを反時計回り回転で行う。RRRに等しい。
- Rw
- Rを行うときに中間層を含めて同時に2層の回転を行う。
- (r)
- Rを行うときに中間層、逆層を含めて同時に3層の回転を行う。つまりはキューブ全体を回転して持ち替える。
- X'
- 操作Xの逆操作。
- Xn
- 操作Xをn回繰り返す。
- M(middle)
- 前面縦の中間層を手前に90度回す。R'w-R、Lw-L'に等しい。
- S(side)
- 側面縦の中間層をR側に90度回す。Fw-F'、B'w-Bに等しい。
- E(equator)
- 赤道に当たる中間層を東へ90度回す。U'w-U、Dw-D'に等しい。
ルービックキューブの具体的な数学的表現
力尽きた、またこんど。
*1:これらの操作も群という性質を乱しはしない。