ルービックキューブ2

この間(id:selvaggio:20060603)の続き。

操作記号の定義

ルービックキューブの操作は本質的には6種類しかない。
すなわち6つある面をそれぞれ90度回転させる操作だ。
ここでは最も一般的だと思われる記号を用いてこの操作を表す。
すなわち、

U(up)
上面の時計回りの90度回転
D(down)
下面の時計回りの90度回転
L(left)
左面の時計回りの90度回転
R(right)
右面の時計回りの90度回転
F(front)
前面の時計回りの90度回転
B(back)
背面の時計回りの90度回転

である。
例えばFRURUFというと、前面、右面、上面、右面、上面、前面の順に90度回転させる操作を表す。
これらの演算は前回述べたとおり、群をなす。


また、以下の補助記号がある。*1

Rは上記操作のいずれか、Xは任意の操作群、nは自然数である。

R'
Rを反時計回り回転で行う。RRRに等しい。
Rw
Rを行うときに中間層を含めて同時に2層の回転を行う。
(r)
Rを行うときに中間層、逆層を含めて同時に3層の回転を行う。つまりはキューブ全体を回転して持ち替える。
X'
操作Xの逆操作。
Xn
操作Xをn回繰り返す。
M(middle)
前面縦の中間層を手前に90度回す。R'w-R、Lw-L'に等しい。
S(side)
側面縦の中間層をR側に90度回す。Fw-F'、B'w-Bに等しい。
E(equator)
赤道に当たる中間層を東へ90度回す。U'w-U、Dw-D'に等しい。

ルービックキューブの具体的な数学的表現

力尽きた、またこんど。

*1:これらの操作も群という性質を乱しはしない。