式の意味 forドーナツ
式の意味に関する雑記 forドーナツ
式が表すのは色々あるけど、大まかにわけて
- 性質を表す式
- 変換を表す式
の二種類じゃないかなと思う。
前者は解く対象の性質を明確化する。
後者は対象の性質を都合の良い形に変える。
その結果新たな性質を得たり、性質がより簡単・明確になる。
式の意味の簡単で大雑把な例
性質? | 変換? |
---|---|
1次方程式 | 四則演算 |
連立1次方程式 | 行列 |
2次方程式 | 因数分解 |
微分方程式 | ラプラス変換・フーリエ変換 |
確率 | 統計・確率分布 |
平面幾何 | ベクトル演算・複素演算・行列演算 |
電子電気回路 | 複素微分・複素積分 |
画像(の統計量) | 画像処理 |
ソフトウェア | 証明系・意味論・抽象代数 |
(最後のほう式じゃなくなってるな)
式が何を表したいかを把握して、その関係を組み立てるのは存外に重要なことだと思う。
専門分野だと、どれが性質でどれが変換か分からんくなったりするけど、
専門書の最初は必ず用語・性質の定義から始まるから*1
そこから追えば、何が性質で何が変換かは分かりそうな気がする。
カンだけど。単なるカンだけど。
がんばれドーちゃん。
*1:むしろそうじゃない本はゴミじゃないかと